2009年8月7日金曜日

すてる勇気、選択する知恵

毎日の通勤にiPodを聞いている。 音楽をはじめ、PodCastで英語ニュース、ラジオ番組。 いつでもどこでも聞けるのでとても便利だ。 もちろん週末のジョギングにも。 走るときは、モトローラのワイヤレス・ヘッドセットを使っている。
ジョギングを始めた35年前は、カセットテープの Walkman だった。

オーディオ世界は、テープから、CDへ、そして今は ICメモリに変わった。 昔ソニーに勤めていた当時、ちょうどWalkmanがテープからCDに移行しようとしていた。 テープのアナログ技術からCDのデジタル技術への移行だ。 社内では部長が 「いつまでも ヒモ(テープのこと) のような生活をしているな」 とよく言っていた。 

アナログはそれなりの良さがある。 しかし、デジタルの方が、操作性も容量も圧倒的に優れている。  

ソニーはテープからCDへの切替はうまく移行できたが、中々CDを捨てられなかった。 片や アップルはICメモリーを用いての iPod をマーケットに出した。 製品は大ヒットし、傾きかけた会社を見事に再生させた。 

人間の細胞も毎日、分裂・再生し、入れ替えわっている。 6年で身体のすべての細胞が入れ替わってしまうという。 だから人間は生きていられるのだ。

毎日の生活の中で、古い物を捨てるには勇気がいる。 新しいものを選ぶには知恵がいる。
企業も、我々人間も、捨てる勇気、選択する知恵が必要だ。

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