毎日の通勤にiPodを聞いている。 音楽をはじめ、PodCastで英語ニュース、ラジオ番組。 いつでもどこでも聞けるのでとても便利だ。 もちろん週末のジョギングにも。 走るときは、モトローラのワイヤレス・ヘッドセットを使っている。
ジョギングを始めた35年前は、カセットテープの Walkman だった。
オーディオ世界は、テープから、CDへ、そして今は ICメモリに変わった。 昔ソニーに勤めていた当時、ちょうどWalkmanがテープからCDに移行しようとしていた。 テープのアナログ技術からCDのデジタル技術への移行だ。 社内では部長が 「いつまでも ヒモ(テープのこと) のような生活をしているな」 とよく言っていた。
アナログはそれなりの良さがある。 しかし、デジタルの方が、操作性も容量も圧倒的に優れている。
ソニーはテープからCDへの切替はうまく移行できたが、中々CDを捨てられなかった。 片や アップルはICメモリーを用いての iPod をマーケットに出した。 製品は大ヒットし、傾きかけた会社を見事に再生させた。
人間の細胞も毎日、分裂・再生し、入れ替えわっている。 6年で身体のすべての細胞が入れ替わってしまうという。 だから人間は生きていられるのだ。
毎日の生活の中で、古い物を捨てるには勇気がいる。 新しいものを選ぶには知恵がいる。
企業も、我々人間も、捨てる勇気、選択する知恵が必要だ。
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